変形性関節症の治療法
「関節の変形、肥大化、炎症」

こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。

さて、軟骨が退変し、骨にまでダメージが及ぶと、関節が変形してしまうことがあります。

具体例としては、骨棘が形成されたために、関節が歪んで動かしにくくなります。

ヘーベルデン結節では指先に近い第一関節が変形し、ブッシャール結節では指の第二関節が肥大化します。

この他、骨嚢腫、骨の異常成長、Ｏ脚やＸ脚なども、関節の変形によるものです。

炎症が起きると、関節に水が溜まることがあり、多い時で５０〜１００ｍｌもの水が出てくることがあります。

体のあらゆる関節が変形性関節症に襲われますが、手の指や、体重がかかりやすい膝、股関節、腰椎、足趾などによく見られます。

複数の関節が発病することもありますが、発病する順番は特にありませんし、左右同じ関節が変形性関節症になるとも限りません。

ヘーベルデン結節とブッシャール結節は、４０歳〜６０歳の女性に多発します。

同系の家族に起こりやすい傾向がありますので、遺伝性のある変形性関節症と考えられています。

＜続く＞

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