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変形性関節症の治療法
「コンドロイチンは軟骨組織の新生を助ける」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、この研究は、コンドロイチン硫酸が関節の軟骨細胞を刺激する能力を確認するために、被験者の関節から採取した軟骨細胞を用いて行われました。
軟骨細胞は、コラーゲンとプロテオグリカンを生産するちいさな「工場」です。
また、軟骨細胞は、老化したコラーゲンやプロテオグリカンを分解する酵素も生産しています。
この酵素の活動は、コラーゲン代謝活動と呼ばれています。
培養中の軟骨細胞に、異なった量のコンドロイチン硫酸が加えられました。
その各量は、0、10、100、1000ug/ml(1ug/ml:1ミリリットル当たり100万分の1グラム)の4種類です。
コンドロイチン硫酸が軟骨細胞に何らかの影響を与えているかを調べるため、研究者たちは軟骨細胞によって作られた新生プロテオグリカンとH型コラーゲンの量を測定しました。
結果は:4日〜7日以内に、コンドロイチン硫酸添加物の多い2グループ100ug/ml、1000ug/mlで、軟骨細胞塊中のプロテオグリカン産生量の増加が見られました。
コンドロイチン硫酸を加えた3グループの全てに、軟骨細胞のコラーゲン代謝活動の低下が生じました。
つまり、コンドロイチン硫酸は「軟骨組織を食う」酵素による破壊を遅らせることで、「細胞をとりかこむ細胞間質(matrix)中のプロテオグリカン質を増やすことができる」のです。
参考にしてみてください。
<続く>
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