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変形性関節症の治療法
「痛みがないのが何よりの証拠/ポルトガルの例」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、所変わって、今度はポルトガルです。
グルコサミンの変形性関節症に対する効果と、人によってグルコサミンに対する耐容性がどう異なるか、の2点を確認するために、252名の専門家と1208名の被験者による大規模な研究が行われました。
被験者は1日3回、計1.5gのグルコサミンをある期間(平均50日間ですが、36日の人もいれば、64日の人もいます)にわたって服用し続けます。
その結果は、次のとおりです。
・実施期間中、痛みは確実に少なくなりました。
・被験者の95%は好ましい結果が得られました。
・実施期間後、6〜12週間は、グルコサミンの効果が持続していることが認められました。
・被験者の86%は、副作用を一切体験しませんでした。
・副作用が見られた被験者は、ほとんどが胃腸の不快を訴えましたが、この副作用も1〜3週間で消えました。
被験者に、実験前と後の痛みの度合いを1から10の値で評価してもらったところ、実験前は平均8.7だったものが、グルコサミンの服用によって2.5にまで下がりました。
さらに細かく項目別に評価してもらった結果が次です。0から3の値で評価し、痛みのない場合は0、わずかな痛みは1、顔をしかめる程度は2、体ごと引いてしまうほどの痛みは3としました。
それぞれの項目の平均値です。
・安静時の痛み : 実施後0.3 実施前1.5
・立っている時の痛み : 実施後0.5 実施前1.9
運動している時の痛み : 実施後0.8 実施前2.4
さらに、能動運動と受動運動のそれぞれにおける関節の可動性も、実施前と後で採点しました。0から3の値で採点し、10%以下の障害がある場合を0、10〜25%を1、25〜50%を2、50%以上を3とします。次はその平均です。
・能動運動 : 実施後0.6 実施前1.3
・受動運動 : 実施後0.4 実施前1.3
参考にしてみてください。
<続く>
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