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変形性関節症の治療法
「一次性変形性関節症」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、変形性関節症には一次性のものと二次性のもの、この二つの形があります。より一般的な一次性のものは45歳を過ぎた頃からゆっくり発症し、膝や股関節などの体重がかかりやすい部位や、腰、首、指に起こりやすいものです。
一次性の変形性関節症が発達するパターンは二つあります。
1.正常な軟骨と軟骨下骨に過度の負担がかかって生じる場合。
2.劣化した軟骨に無理のない負担がかかった場合です。
変形性関節症の直接の原因はいまだに特定されていませんが、遺伝や肥満は多かれ少なかれ、関係があるようです。
36年以上前に開始されたフラミンガムという心臓研究は本来、心臓病の原因を割り出す目的のものでしたが、その中で変形性関節症の原因についての研究も行われました。
その結果、肥満と変形性関節症には深い関係があると認められたのです。それもそのはずで、膝や股関節には全体重の2.5から10倍もの負荷がかかります。
つまり、90kgの人の場合、歩く時に膝にかかる力は、なんと1トンにも及ぶのです。体重が増えるにつれ、関節にかかる力も大きくなりますので、当然のことながら、痩せている人よりも太っている人の方が変形性関節症になりやすいのです。
中年の女性の場合、この傾向は特に顕著ですので、やせるだけで発病のリスクはかなり低くなります。
日常の活動の中で、軟骨はかなりの衝撃を受けますが、普通は耐えられます。
肥満の人は、痩せるだけでも発病のリスクが低くなります。
遺伝も一次性変形性関節症の発病に関わっているようです。アメリカの変形性関節症の患者のうち、600万人は遺伝子にこの病気が組み込まれていると言っても過言ではありません。
3世代にわたり19人の患者のいる一家を調べたところ、12番目の染色体上の遺伝子に突然変異が発見され、これがどうも変形性関節症と関わりがありそうだということでさらに研究が進められています。
<続く>
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