グルコサミンの基礎
「グルコサミンが変形性ひざ関節症に効くわけ」

人間が直立して歩きはじめてから、宿命的な疾患として変形性膝関節症があります。わが国の患者数は５０万人を超え、その内女性は男性より多く４０万人近くとなっています。

これに対してアメリカでは、患者数は５０００万人を越え、７人に１人の割合であるばかりか、６０歳以上の６０〜９０％を占める、というようになっているのです。

グルコサミンが、この関節症の痛みをやわらげ、比較的短期間に治療や改善に導く効果から、栄養補助食品として、たいへん注目を集めています。

グルコサミンは、軟骨のプロテオグリカンの重要な成分であることはご承知のことですが、実際に健康食品として使用されるダルコサミンとはどのような物質なのでしょうか。

タンバク質を分解するとアミノ酸ができます。同じようにキチン質のような多糖類を分解するとアミノ糖ができます。グルコサミンはアミノ糖の一種で、分子量も非常に小さい単糖です。

体内ではブドウ糖から作られる糖タンパク質の成分として、軟骨や爪、腱や靭帯あるいは細胞間をつなぐ結合組織など、全身に広く分布して、休を円滑に動かす潤滑油のような役割を果しています。

これが不足すると、どことなくきしみが生まれ、関節痛のように痛みが生じてくるのです。

グルコサミンを積極的に摂ることでこの潤滑油を補充してあげることができるのですね。

このように変形性ひざ関節症などの関節痛の改善や予防に有効なグルコサミンにご興味がある方は、グルコサミンサプリメントの利用をご検討ください。

なおグルコサミンの飲み方として、上記の通り同じく軟骨を形成する成分であるコンドロイチンや、高い保水能力のあるヒアルロン酸を同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら３つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されています。参考になさってください。

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